民間の貸ビル仲介業者である三鬼商事によりますと、渋谷、新宿、千代田、中央、
港区の5区から構成されるいわゆる東京ビジネス地区の5月末の大型オフィスビル
の空室率は2.71%と、4月末2.72%からやや低下することになりました。
三鬼商事が月次データを発表するようになった1994年以降においては最低となっ
たもようで、三鬼商事によりますと、空室率の低下にはどめがかかってきたことが
明らかになったとされております
今現在もオフィス需要は依然旺盛な状態にあります。
しかし、都心5区ではビルの規模やエリアを問わず、品薄感が増し、オフィス探しの
選択肢が狭まっていることがマイナス視されております。
このため、今後も楽観視することはできそうになく、依然として需給が逼迫した状況
が続くとの見方が強まっているもようです。
大型新築ビルの空室率は1.94%と、前月の3.72%から急落、大型既存ビルの空室
率は2.73%と、前月の2.69%からやや上昇することとなりました。
3.3平方メートルあたりの平均賃料は2万0509円で、前月(2万0292円)から上昇、
1999年3月(2万0547円)以来の高水準に達したもようです。
一方、大型新築ビルの平均賃料は3万2335円で前月と変わらず、大型既存ビルの
平均賃料は2万0238円で、前月の2万0025円から上昇しております。
今後も、賃料は継続して上昇することが予想されていますが、上述した数値をみて
も、急激に上昇する可能性は低いと思われます。
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