世界的な金融危機の影響から国内の金融機関の多くが不動産投資
に対する融資規制を強化しているため不動産市場が混乱しています。
REIT市場でも、これまで過剰にレバレッジをかけて物件を取得して
いた投資法人がついに破綻するケースも出始めています。
なので、財政基盤を強化するために所有している物件を売りに出す
投資法人が増えています。ですので、そうした影響が不動産市場に
色濃く反映しているため値ごろな収益物件が増えています。
仮に7000万円台で売りに出されている一棟物のアパートであれば
6000万円台で購入することも不可能ではありません。
ですので、これまでであれば指値が通らなかったような場面でも通
るようになっているのが現状のようです。
買い需要が高い場面では指値が通りにくいのですが、上述した通り、
金融機関の融資規制により完全な買い手市場となっています。
しかし、現状をしっかりと把握しないで指値を入れても得したつもりが
ババをつかまされたなんてことになりかねません。
そして、首都圏に関しては2006年から2007年にかけて急騰してし
まったこともあって、来年以降もさらに大きく下落する可能性も高い
だけに焦って買い急ぐことは厳禁です。
事実、昨年の後半にらサブプライム関連の損失拡大のため、欧米の
金融機関が増資のため公募をかけて世界中の金融機関が投資しま
したが、すでにその分の損失が出始めています。
すぐに回復すると思ったら、その根の深さに投資したあとに気がつい
たなんてケースが増えているだけに慎重に行なうべきです。
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