これほどまでに世界的に景気が悪化すると、これまで予想することすらできなかったことが、
当たり前のように起きます。米大手自動車のGMが3年前に破綻するとは誰も思わなかった
でしょう。この結果、今頃になって米国経済の真の姿を知ることになったわけです。
これまで、続いた米国の好景気は、金融と不動産による虚像だったわけですが、未だに米国
経済が復活することを信じている方が少なくありません。
今後は間違いなく、米ドルと米国債は、大きな戦争が起きない限り、暴落する可能性が高い
です。こうした動きに対して敏感な方はすでに現物資産にシフトしています。
主流となっているのは、金やプラチナなどの貴金属ですが、絵画や骨董などに投資する人も
いれば、農業に投資する人もいます。そうした中で、不動産への投資も見直されてます。
首都圏にあるオフィスビルなどは、今後も引き続き下がる可能性があると思いますが、個人
向けの賃貸物件は値ごろ感が日に日に増しています。
株や債権などは先に述べたとおり、今後もし米ドルと米国債の価値が暴落することにんれば、
とてつもない大きな影響を受けます。どんなに優良な銘柄を保有していても、連動して動きま
すので、暴落するのは避けられそうにないと思います。
一方、不動産投資の場合、不動産物件の取得や売買は株や債権投資のように簡単ではない
のですが、半年で半分にまで下落するということは、まず、考えにくいです。数年後には絶好
の投資機会が訪れると思いますので、資金をしっかりと貯めておきたいものです。
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